年末調整という年に一度のイベントの話

会社に勤めてる人は人事総務経理あたりから「年末調整の書類出して」って言われる時期なんじゃないでしょうか。まだの社員も来月には言われるぞきっと。

で、

まー色んな書類を書かなきゃいけない訳です。

子を養ってるとか、自分障害者だとか、自力で生命保険入ってるとか、ローン組んで自宅買ったとか、「備えている人」「頑張ってる人」には取りすぎた税金を国が戻してあげるよっていうやつです。逆に「おまえ、税が足りないやん」って人からは徴収。大体の人は還付になると思います。

そのために「お前証拠となる書類を耳をそろえて出せや」ってやつですよ。

この時期になると、生命保険会社から見慣れない圧着式ハガキが届いたりだとか、住宅ローン組んでる支援機構や銀行から謎の封書が届いたりとかするんだけど、それらは「俺頑張った税戻して証拠」になるので大切にしてください。んで書類と一緒に提出してください。圧着ハガキは基本引きちぎらないでね、よく見ると「切り離さないでください」って小さく書いてあったりするから。

書類の書き方は正直よくわからんくても、人事総務経理のスタッフに頼み込んだり、税務署に電話したりすれば、書けます。ただ「証拠」を無くすとどうにもならんから、マジでこの時期に届く郵送物は大切にしてくださいまじで・・・書類かけなくても添付物が揃っていればきっと何とかなるって・・・。

住宅ローン控除の申告書なんか「数学テストの解答欄かよ」ってくらい計算らんがありますけど、あれも必要書類さえあれば他人でも書けるレベルなんですよ。なんなら私が全部、あなたの書類の下書きしましょか。ってくらい（連帯債務者がいると全部はむりだけどさ）

ちなみにだけど、これ大変だから年末に１回、なので年末調整だと私は思ってます。

自営業とか、年末調整システムが利かぬ人にはその後にある確定申告をね、していただくというやつね。（確定申告は年末調整を全国民が使えるシステムにしたようなもんで、やってることは似たようなもんです）

何で似たようなことを２回、国はやんのか、っていうと、年末調整のほうが国的に楽なんだと思います。確定申告で国がやらなきゃいかん処理を会社にいくつかやらせるのが「年末調整」、社員から書類を回収してチェック入れるのでも工数的にしねます。人事総務経理からすると年末調整は残業祭りです。年に１度のイベントです。でかい会社になるとパート雇ってやってるからな、年末調整。

「税金控除してや、頑張っとるし」って人ほど書類が膨大になり計算も増えます。逆に言えば「独身。誰も養ってない、生命保険も住宅ローンもないし障害者でもない・・・特に控除してやっていえる事ないや・・・」って人は、1分くらいで必要箇所書いて、印鑑押して、ペロっと終わらせることできます。ここだけでいいのかよズコー、ってなりました、大学生のバイト時代私は

会社に出しちまえばあとは会社が「この人の給与はいくらで・・・」っていうアレコレをガッシャンコして税務署に出してくれます。おわり。12月か1月の給与あたりで還付金振り込んでくれるんじゃないかなー。

このガッシャンコが人事総務経理からすると非常に大変な訳でして、なので「書類出して出して」がうるさくても許して出してあげて。

Youtuberが高額商品買って動画紹介してると、コメント欄に「税金対策だな」と分かり切ったようなことを書いてあったりするんですけど、これも、確定申告で「俺、仕事のために出費したんだ・・・これは経費なんだ・・・」っていう申告が通ったらその分税控除してくれるからです恐らく