めんへらるんるん【日刊】

がちめんへら女子を合法観察できる日刊ブログ

精神障害者手帳を提示するハードル

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精神障害者手帳を提示すると、美術館や動物園などが割引されたり、運賃を安くしてくれる交通機関もあります。

恩恵を受けるためには、当たり前なんですが、障害者手帳を提示する必要があって、なかなか……つらいんです。

 

「どう思われるんだろう」つらい

・受付の人にどう思われるんだろう

・周りの人からどう思われるんだろう

 

二大どう思われるんだろうつらいです。

 

特に「元気そうじゃないか」「この人割引うけるの?」って思われるんじゃないかっていうのが大きな不安でして、特に私の場合は、外見からじゃ障害者に見えないんですよね。身支度して家を出て美術館まで行くっていうのに猛烈なパワーとかコントロールできない体調とかを無理くりアレコレしてやっとチケット売り場までたどり着いたとしても、そこらへんを歩いている女子集団に紛れてみればもう分からんのです。

 

一番怖いのは「ズルくない?」って思われること。正当な手続きを踏んで主治医に書類書いてもらって取得しているわけなんですが、それこそ「甘え」と言われてしまったら私は帰るどころか動けなくなると思うんです。それくらいえげつない言葉です。だから、直接言われなくても、私のことを一瞬でも疑うような表情や態度をとられたら、「そう思われてしまっているかもしれない!」という感情意外起こらなくなっちゃって、これはもう言われるのと同じレベルで辛い。

 

割引 <<<<< ズルいと言われるリスク

 

こんなにヒヤヒヤしながらドキドキしながら、寿命縮めながら障害者手帳提示するくらいなら、もう出さなくていっか……って……。だって普通に見えるんでしょう。出さずに普通料金で入って顔をゆがめる人、いないです。

 

自己申告していない状態で「障害者手帳出さないのかな~?」って言われることなんて、ないです。年末調整業務をした時ですら、本人が申告してきたとき以外にコピー出してと促すことなかったですし。

 

例えばチケット売り場の職員さんが全く怪訝そうな顔をせずに「はい、大丈夫ですよ」って言ってくれるかもしれない。たぶんそう。特に公共施設ならそうだと思う。体感9割そうでした。

 

でも、私の後ろに並んでいる人は、周囲にいる人はどう思っているか、わからんのです。

 

周囲のひとゼロで手帳を提示することは、かなり難しいし不可能な場所も多いです。頑張って並んだ列から外れることも体力的にきついですし。ほかには、例えばバス終点で自分が最後に降りてほかの人ゼロなら提示する勇気出るかもしれないけど、途中下車でほかの人もいたら……出しづらい。もしもうっかり運転手さんがマイクつけたまま「えーと障害者料金……」って声に出してしまったらどうしようほんと、ってグルグルグルグルしているうちに苦しくなってきて、で、提示せずに降りてしまいます。

ほんと、見た目が、我ながら「席譲ってくれそうな若い女の子」なんです。

 

悪用でもされたらいけないので、提示するというルールは必要だし当然で、合理的とは思っています。でもメンタルブレイクするリスクがあると思うとなかなかきついです。

そしてまた自分の首を絞めてしまうんですよね。引きこもりが加速したり、金銭的に苦労したり。

 

考えすぎだと思われるかもしれないですけど、それくらい考えないとたぶん、不具合を出している自分のメンタルを守れない、いわば防衛本能のようなものなのでしょうか。気にするなと言われても難しいものがあります。これも甘えだとか言い訳だとか言われるとどうしよう、なんてことも、今、これを書きながら思ってるくらいです。

 

そんなこんなで、障害者手帳を提示することがメンタル的に大変な私です。