めんへらるんるん【日刊】

がちめんへら女子を合法観察できる日刊ブログ

精神病患者はフレックスタイム制で勤務したい

フレックスタイム制で勤務したい。主治医の診断書必須でも構わないから。と声を上げたい。

 

ハロワとか転職エージェントとかの障害者雇用枠の募集を眺めることがあるんですが、まだまだフレックスタイム制ってあんまり使えないんだなって感じます。

 

Q4.フレックスタイム制とは何ですか。|労働政策研究・研修機構(JILPT)

 

フレックスタイム制をざっくり説明すると、規則の範囲内で勤務時間を延ばしたり縮めたりすることができる勤務方法で、コアタイム(この時間帯は最低限出社してよね!っていう時間)とか残業時間とかを守れば、働く側としてすごくありがたい働き方です。

 

毎週何曜日は通院したいから早めに帰りたいとか、どうしても体調に波があって、調子が悪い時は早めに切り上げて調子がいい時は長めに頑張って補いたいとか、残業禁止が掛けられていて忙しい日でも周囲に任せて帰らざるを得ないとか…そういう事情がある精神病患者はフレックスタイム制で働かせてほしい。でもほんと、それを許してくれるかっていうと会社規則によるっていうのが現実で、育児や介護を理由にする人には適用してくれるけど、精神病の人にはなかなか…。

ここにもちょとした差別を感じます。子供を夫婦交互に送り迎えしているから考慮してほしいとか、骨折して通勤ラッシュを避けたいとかいう人には考慮してあげるけど、うつ病とかで人ごみが辛いからっていう人には人事は耳を傾けてくれない。どこかで人事スタッフは「うつは甘え」「そんなのに耳を貸してたらキリがないわ」「誰だって思うでしょ」っていう心理が働いてないか?って。

 

なので、ひとつの提案として、主治医の診断書をもってフレックスタイム制を適用すべきと判断された者は適用するとか、どうですか?そしたら甘えじゃないことが分かってもらえるかな?規則にこういう記載があれば、うつは甘えと思っている人も機械的に適応処理をしてくれるんじゃないかな?と。

 

ただ規則を動かすには一人ではどうしようもない現実もありますし、昔からの会社ほど規則を変えたがらなかったりするので、これから職場を探す人はフレックスタイム制のありなしも会社の価値というか、ひとつの判断基準にしてみてはいかがでしょうか。

 

フレックスタイム制は、最終的に従業員を守るために役立ってくれるのではないかな。自分の力をうまく発揮できる環境をもらえたら、精神病患者でも活躍できるチャンスがあるし、もともと精神病って真面目で回りに気配りを欠かさない人がなりやすい傾向があるので、そのような人を雇い続けたいなら会社側もちょっと検討してほしいなと思う。当事者からしたら、自分でも働けるということが心の安定につながる可能性があるし、意欲的に治療に取り組める機会になるし、勤務時間を自分で管理しなきゃいけないってことで自分の体調に客観的に向き合うこともできる

 

全員朝9時に揃ってないのは面倒が発生するとか、労務管理や給与計算が複雑になるとか、規則に一文加えるだけでもめちゃくちゃ大変なステップがあるとか、そんな時間がないとかね、いろいろ会社にも事情があるのはわかってます。育児や介護の人には、国が言うから仕方なく適用してあげてるとかが現実かなとも思います。私もそちら側の立場でしたし。ですが、従業員を守るという観点でちょっと考えてみてほしいです。

働く側の人も、自分のメンタルを守るっていうことを大切に考えてほしい。無理し続けていたら潰れます。メンタルやばいかもと思ったらもうすでにやばいです。出社できているうちに、いっかい就業規則ひっくりかえして読んでみるのも手です。