東京の人ごみに紛れることで安心できるメンヘラ
今の時期就活真っ盛りって感じですね。最終面接のために東京に来たという方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
とにかく人がいっぱいいるところが、東京と地元との最大の違いでした。ただでさえ道がよくわからないのに、ぶつからないように注意したり、行きたい方向に行けなくて困ったりはしたものの、ふと「安心感」を感じるようになった出来事がありました。
- 人ごみは五感で感じられる情報がオーバーフローしている=気づかれない
- 人がいっぱいいる=いろんな人がいる=隠れられる
- 色んな人がいるという自分の心の中の安心感
- 自分のメンタルが大丈夫そうなときは人ごみも行ってみよう
人ごみは五感で感じられる情報がオーバーフローしている=気づかれない
僕は常に、周囲にどう思われているんだろうって不安に思いながら過ごしています。それは結構な大部分が、人から確認される部分=五感です。
例えばめっちゃ汗をかいたときに、「この人汗臭いって思われたらどうしよう」って不安になります。これは嗅覚ですね。腕に包帯を巻いていたら「この人メンヘラとか中二病かなww」って思われたらどうしよう、これは視覚ですね。「声が裏返ったら笑われる」という不安は聴覚。
人ごみはこれら五感で感じられる情報がたくさんの人や広告によってあふれかえっていて、その情報をすべて受信できる人なんていない。つまり、僕のことなんか誰も気にしてないしいいやと思えたんですね。
人がいっぱいいる=いろんな人がいる=隠れられる
メンヘラって、そうですね……いくら見えない障害といっても挙動がおかしかったり半袖を避けたりといった特徴はあると思います。そして、”長い間同じ場所で過ごす人”や”鋭い人”にはバレる。
学校でメンヘラがいじめにあってしまうのは、長い間同じ場所で過ごす人(クラスメイト)がいるせいかな。鋭い人については……採用の超ベテラン人間とか?(1回バレた)
不安に思うのは、「バレたら」どう思われてどう扱われてしまうんだろうっていう事でもありました。つまり、バレなきゃ不安は無い!
木を隠すなら森の中という言葉を聞いたことはありますか?
人を隠すなら人ごみの中。
マスク依存症メンヘラを隠すなら、花粉症が集う病院の待合室の中みたいな。これはピンポイントすぎるたとえですかね。笑
まあつまり人ごみにはメンヘラも隠れてしまえるんです。
色んな人がいるという自分の心の中の安心感
僕はチョーカーを着けるのが好きですが、地元では浮いてしまいました。チョーカーを着けている人が滅多にいなかったから珍しい目で見られたからです。
僕は、美少女フィギュアを見るのが好きですが、地元では扱う実店舗が1件しかなく、お店に入るときに誰かに見られたらと不安に思いなかなか行けませんでした。
東京の原宿・秋葉原あたりではそういった自分の指向に関する不安が吹っ飛びました。いろんな人がいて、いろんな人がいて当たり前だから怖くなくなったんです。
なんか地元に行けば行くほど、この色んな人がいるっていう感覚が薄れていく気がします。いろんな人がいていいよねって思う人がいても、○○さんちの××ちゃんって個性的よねとか噂されたらもううわああああ!!
あなたはあなたのままでいいんだよって家族や友人に言われても言葉だけきれいごと言いやがってなーんて、メンタル超不安定僕は思ってしまいます。ですが自分の目で個性爆発している人がたくさん行き来している様子を見ることで、自分の中で自分の感情として、メンタル的な安心感が得られました。人の心って外から動かすのはやっぱ難しいんだね。
自分の指向界隈での”聖地”の人ごみは特におススメです。
自分のメンタルが大丈夫そうなときは人ごみも行ってみよう
メンヘラが人ごみに紛れるメリットをいくつか書きましたけど、あくまで自分のメンタルがそもそも人ごみに耐えられるときのお話です。一般人でさえ疲れる人ごみですからね。
ですが人ごみといっても地元の人ごみと東京の人ごみは次元が違う。情報の洪水・紛れられる・個性強い人がいる観点でのレベルは、地元の人ごみでは無理かな~……って思う時も。なので就活でもコミケでも用事があって東京に来て、元気なときは人ごみにあえて紛れてから帰ってみてはいかがでしょうか。